紫外線と日焼止め
2022.05.07更新
ぐっと暖かくなり、夏が近付いてきました。紫外線対策本番の季節ですね。今日は紫外線と日焼止め選びのお話です。
紫外線は消毒作用・ビタミンDの合成、血行促進など体に良い効果を与えてくれますが、紫外線を無防備に浴び続けると皮膚に悪影響を及ぼし、皮膚ガンの一因にもなりかねません。紫外線には2種類の波長があります。
○UVA
・日差しを浴びた後に肌を黒くする紫外線。
・シワやタルミなどの促進し肌の老化を促す。雲やガラスも通過し肌の奥深くまで届く。
○UVB
・主に肌の一番外側に強く作用、日差しを浴びた数時間後に赤く炎症を起こす紫外線。
・メラニンを増加させ、シミ・ソバカスの原因を作る。(日焼けには個人差があり、UVBを浴びても赤くならずに黒くなる人もいます)
日焼け止めでよく目にする、「SPF」「PA」の意味はご存知ですか?2種類の紫外線に対しての効果の有無を表し、日焼け止めを選ぶ目安になっています。
「SPF」はUVBによるサンバーン(赤くなる日やけ)の防止効果を表しています。「SPF」の数値は、UVBを浴びると10分で赤くなる人が10分×15=150分、つまり塗らない時に比べて、15倍赤くなるのを延ばせることを表しています。
「PA」はUVAによる短時間で皮膚が黒くなる反応等を防止する効果を表しています。「PA」の+表記は、「+」の数が多いほどUVA防止効果が高いことを示しています。
ぜひ日焼け止め選びの参考にしてみてください。
注)SPFやPAの値が高くても、汗をかいたり、擦れたりすることで日焼け止めが落ちてしまうと十分に効果が得られないため、塗りなおしは大切ですよ☆
☆日焼け止め選びのポイント☆
①少し厚塗りになるように!
伸ばしすぎは効果不足。
少し肌に白く残る程度が理想。
②2時間置きに塗りなおしを!
汗や摩擦などで日焼け止めが
落ちていることがあります。
③場所や時間に合わせ適切な日焼け止めを選びましょう。
春~秋の紫外線が強い時期には ⇒SPF50 PA++++ 以上
冬の紫外線が弱い時期でも ⇒SPF30 PA++ 以上のものを選ぶ。
スポーツ・レジャー・汗をかく時は水に強いウォータープルーフタイプを選びましょう。
当院では、敏感肌の方や赤ちゃんでも使える日焼け止めや美容液効果の高い日焼け止め等をご用意しています。詳しくはスタッフにお尋ねください☆
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