「花粉皮膚炎」のお話
2022.02.12更新
2022年、東京のスギ花粉飛散開始は2月11日と発表がありました。
花粉のアレルギーがある方にはつらい季節になりましたね。毎年、スギ・ハンノキは1,2月～4,5月にかけて特に多く、ヒノキが3～5月、シラカンバが4,5月に飛散しやすいと言われています。
花粉によるアレルギーでは、くしゃみ、鼻水、眼や喉の痒みなど・・・様々な症状に悩まされます。でも、鼻や眼のアレルギーがない方にも症状が出てくることはご存知でしょうか？それが近年テレビやインターネットでも話題になっている花粉の時期に起こる肌荒れ・・・「花粉皮膚炎」です。
普段、いわゆる「花粉症の症状」がない方でも、皮膚に花粉がつくことで皮膚の上でアレルギー反応が起きて、かゆみ・赤み・ヒリヒリ・ブツブツといった皮膚炎の症状がでてきてしまうのです。当院でも毎年、特に春の花粉が飛散する時期にこの「花粉皮膚炎」で受診される方が多く見受けられます。
花粉症じゃないから、と放置しておくと、皮膚炎が悪化して治りにくくなったり、掻き壊しなどから色素沈着を起こす可能性があります。この時期だけ毎年肌荒れがひどくなるという方、暖かくなってきてから肌荒れに悩んでいる方は、ぜひ一度受診してみてくださいね。
スタッフより
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